徒花 ADABANA

井浦新を主演に迎え、『赤い雪 Red Snow』の甲斐さやか監督が構想に20年以上費やした脚本で５年ぶりに手がけた日仏合作映画。限られた上層階級の人間が延命治療として自分と全く同じ見た目の「それ」を保有できる近未来を舞台に、死の病で療養生活を送る主人公が、自分の身代わりとなる「それ」と対面し、その命を奪うことに疑念を抱き始める物語。主人公に付き添う臨床心理士を水原希子が演じ、三浦透子、斉藤由貴、永瀬正敏が共演。タイトルの徒花（あだばな）とは、咲いても実を結ばずに散る花「無駄な花」を意味する。