白鍵と黒鍵の間に

池松壮亮が、一人二役で２人のジャズピアニストに扮した奇想天外なエンターテイメント。昭和末期の銀座を舞台に、夢を追う男と夢を諦めた男、音楽好きのヤクザの会長と出所したばかりの“謎の男”、アメリカ人の歌姫やベテランのバンマスらが入り乱れ、現実と幻想の間を駆け抜ける狂騒の一夜が繰り広げられる。現役のジャズミュージシャンでエッセイストとしても才能を発揮する南博の回想録『白鍵と黒鍵の間に ジャズピアニスト・エレジー銀座編』が原作だが、共同脚本を手がけた冨永昌敬監督と高橋知由が大胆にアレンジして映画化した。