空の大怪獣ラドン〈4Kデジタルリマスター版〉

1956年（昭和31年）に公開された東宝制作初のカラー怪獣映画。2022年に4Kデジタルリマスター版として上映された。1954年版『ゴジラ』の本多猪四郎監督がメガホンをとり、円谷英二が特撮技術を担当。阿蘇山から出現した古代翼竜の大怪獣ラドンが福岡を襲撃する。当時超音速ジェット機が話題になっており、「ゴジラを超音速で飛ばしたら」という発想で本作品は生まれた。劇場公開の前年に完成したばかりの西海橋は、作中ラドンに衝撃波で破壊されたことで観光客が増え、以後の怪獣映画のロケ地で注目のランドマークが宣伝も兼ねて怪獣に破壊される伝統の先駆けとなった。