12日の殺人

2013年に起きた「モード・マレシャル殺人事件」をもとに”未解決事件”を描くサスペンススリラー。ポーリーヌ・ゲナによるノンフィクション書籍を原案に、『ハリー、見知らぬ友人』のドミニク・モル監督とジル・マルシャンが共同で脚本を手がけた。10月12日の夜、女子大学生の焼死体が発見され殺人事件として懸命の捜査が始まるが、容疑者は特定できず捜査は行き詰まってしまう。犯人探しはもちろん、事件にのめり込むうちにいつしか私生活にも影響を受けていく捜査員たちの姿をも描いた人間ドラマ。第48回セザール賞では作品賞・監督賞・助演男優賞・有望若手男優賞・脚色賞・音響賞を受賞。